
【徹底解説】フィリピン人採用で「即戦力」を確保する見極め術|国家資格TESDAの仕組みと評価のポイント
日本国内の労働力不足が深刻化する中、多くの中小企業経営者や人事担当者が「外国人材」の活用を検討されています。しかし、単に「人を確保する」だけでは現場の混乱を招きかねません。そこで今、注目されているのが「即戦力」としてのフィリピン人材です。
フィリピン人材が他国の候補者と一線を画す最大の理由は、フィリピン政府が国策として推進している職業訓練制度「TESDA(テスダ)」にあります。本記事では、フィリピン人材のスキルを客観的に見極めるための鍵となるTESDAの仕組みと、採用時にチェックすべき評価ポイントを、エグゼクティブ・リクルートメント・コンサルタントの視点から徹底解説します。
この記事のポイント(Executive Summary)
- TESDA(テスダ)はフィリピン政府が認定する国家資格:技術レベルが客観的に証明されており、ミスマッチを防ぐ指標になる。
- 「NC II」が即戦力の基準:建設、介護、外食などの主要分野で、実務に耐えうるスキルを保有している証。
- 特定技能(SSW)との親和性:TESDA保有者は専門知識の基礎ができているため、日本の特定技能評価試験への合格率も高い。
1. フィリピンの職業訓練校「TESDA」とは何か?
TESDA(Technical Education and Skills Development Authority:技術教育技能開発庁)は、フィリピンの労働者の技能向上を目的とした政府機関です。フィリピンでは、高校卒業後に大学へ進学する道以外に、TESDA認定の訓練校で数ヶ月から数年の実技訓練を受け、国家資格を取得する道が一般的です。
日本企業にとってTESDAが重要な理由は、「どのような訓練を何時間受けたか」が政府発行の証明書によって明確化されている点にあります。これにより、「自称・経験者」を採用してしまうリスクを最小限に抑えることが可能です。特に介護、建設、溶接、ホテル・レストラン、自動車整備などの分野では、非常に厳格なカリキュラムが組まれています。
2. 技能レベルの見極め方:NC(National Certificate)の等級を理解する
TESDAの資格は「National Certificate(NC)」と呼ばれ、レベルIからレベルIVまでの等級(プロフィシェンシー・レベル)に分かれています。採用担当者が「即戦力」として期待する場合、どのレベルを基準にすべきかを以下の表にまとめました。
TESDA技能等級(NC)の基準と評価
| 等級 | スキルの定義 | 採用時の評価目安 |
|---|---|---|
| NC I | 初歩的なルーチンワーク、指示の下での作業 | 見習い・アシスタントレベル |
| NC II | 一般的な実務に必要な一通りのスキルを保有 | 【推奨】標準的な即戦力レベル |
| NC III | 高度な技術と、一部の監督・指導能力 | 現場リーダー、熟練工候補 |
| NC IV | 管理能力、計画立案を含む高度な専門性 | マネージャー、技術指導員レベル |
日本の中小企業が特定技能(SSW)などで採用を行う際、最もボリュームゾーンかつ信頼できるのが「NC II」取得者です。例えば、介護職であれば「Caregiving NC II」、建設職であれば「Shielded Metal Arc Welding (SMAW) NC II」といった資格を保有しているかどうかを確認することが、質の高い採用への第一歩となります。
3. TESDA資格者が「即戦力」として優れている3つの理由
なぜ、TESDA資格を持つフィリピン人材は日本企業の現場で高く評価されるのでしょうか。そこには3つの合理的な理由があります。
- 1. 実技重視の教育:TESDAのカリキュラムは座学よりも実技(ハンズオン)に重きを置いたものです。資格取得のためには厳しい実技試験(アセスメント)をパスする必要があるため、現場に投入した際、道具の扱い方や基本動作が既に身についています。
- 2. 英語での専門用語理解:フィリピンの技術教育は基本的に英語で行われます。グローバルな基準で教育を受けているため、最新の機器マニュアル(英語)への抵抗が少なく、学習意欲が高い傾向にあります。
- 3. 特定技能(SSW)へのスムーズな移行:特定技能の試験内容は、TESDAで学ぶ基礎知識と重なる部分が多くあります。TESDA NC II保持者は、日本の「特定技能評価試験」を短期間の対策でクリアできるポテンシャルを持っています。
⚠️ 採用担当者が知っておくべき注意点
フィリピン人を雇用する場合、日本の出入国在留管理局への申請だけでなく、フィリピン政府機関(DMW:旧POEA)の承認プロセスが必須です。TESDAの資格証明書は、このDMWへの登録時にも「技術証明」として重要な書類となります。自己流の採用活動は、出国許可が下りないなどのトラブルに繋がりやすいため、必ず現地の法規制に精通したエージェントを介することをお勧めします。
4. 「Link Asia」が提案する、失敗しないフィリピン人材採用戦略
フィリピン人材の採用を成功させるためには、単に書類上の「NC II」を確認するだけでは不十分です。私たちは、以下の3ステップで貴社の「即戦力確保」を支援します。
- スキルのスクリーニング:TESDAの資格保有状況だけでなく、過去の実務経験やコミュニケーション能力を現地の専門スタッフが多角的に評価します。
- 日本式マナー教育の事前実施:技術があっても、日本の現場ルール(5S、報告・連絡・相談)に馴染めなければ即戦力とは言えません。内定後、日本入国前に徹底したマインドセット教育を行います。
- ワンストップの手続き支援:複雑なDMW(旧POEA)手続きやビザ申請を、経験豊富なコンサルタントが代行。経営者の皆様は、本来の業務に集中していただけます。
フィリピン人材は、その明るい国民性と高いホスピタリティ、そしてTESDAによって裏打ちされた確かな技術力で、貴社の慢性的な人手不足を解消する「最高のパートナー」となるはずです。
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